酸は本当に皮膚にダメージを与えるのか?

2018/12/19

皮膚は人体最大の臓器です。皮膚は外部の影響から体を守り、感覚をもち、また私たちの見た目を決定づけます。人々は皮膚に特別な注意を向け、ケアをし、栄養分を与えて保護し、また皮膚についてよく理解していると考えています。なかでも多くの人々が、酸は皮膚に対してつよすぎて、自然なバランスを壊してしまうため、皮膚にダメージを与えると考えています。本記事では、いくつかの酸に関する事実を取り上げ、誤解を解いていきます。

 

健康的な肌は酸性である

 

 

 

皮膚が自然でバランスのとれた状態であるときのpH値は4.5〜6.5です。pH

値とは、皮膚を外部の影響から保護する上で重要な皮膚の酸塩基平衡に言及しています。これらの値で、皮膚は弱酸性の微細な層に包まれています(中性値は7)。したがって、理想的な皮膚のpH値は弱酸性であり、ここに酸外套という用語の起源があります。皮膚の酸外套の目的は、その保護的役割が適切な維持されていること、ならびに全般的な状態が美しく健康であることを保障することです。

 

皮膚の酸性バランスを維持するにはどうすればいい?

 

ふだんは「酸性」という言葉を聞くと、焼けるような感覚を引き起こす腐食性のものについて思い出します。言い換えると、酸性という言葉が連想するものは、肌に有益で栄養価があるものからは程遠いということになります。しかし、実際にそれは本当なのでしょうか?酸は皮膚に対して好影響も持つのでしょうか?以下に、健康的で美しい皮膚の維持に不可欠な酸をリストアップしました。

 

化粧品に入っていることの多い、皮膚に役立つ酸性は以下の通りです。

 

乳酸

 

乳酸は皮膚の状態や構造を改善します。保湿剤やスクラブ剤として作用し、毛穴まで深く浸透して、浄化効果や軽度の抗菌効果を持ちます。乳酸は、表皮の修復を大幅に促進するので、肌の見た目をより美しくすることに貢献します。混合肌、オイリー肌、異常が起こりやすい皮膚に向けた製品において特に効果的です。乳酸はヘンプタッチ・コーミング・フェイスクリームにおいても重要な役割を果たします。

 

ヒアルロン酸

 

ヒアルロン酸は人体が自然に生成する物質ですが、加齢とともに生成量が減少し、結果的に加齢肌として見られるようになります。ヒアルロン酸の持つ重要な機能とは、皮膚のコラーゲン生成を促進することです。またヒアルロン酸は水と結合するため、保湿効果を持ちます。ヒアルロン酸は、加齢プロセスにおける重要な分子です。この非常に優れた物質は、ニューチャリング・フェイスクリームの構成成分でもあります。

 

不飽和脂肪酸と飽和脂肪酸

 

不飽和脂肪酸と飽和脂肪酸は脂肪の主な構成成分で、有機化合物に属します。これらの脂肪酸は炭素、水素、酸素原子から成り、おおよそ長鎖を形成します。脂肪の構造によって、不飽和脂肪酸と飽和脂肪酸に分けられます。植物性バターや油脂は飽和脂肪酸量が高いことが多く、融点は高い一方で室温では固形です。これらの脂肪の役割は栄養分を与え、皮膚を柔らかくすることで、また皮膚に水分を閉じ込めるので保湿においても重要な役割を持ちます。ヘンプオイルは、健康的で美しい皮膚の維持に不可欠なオメガ3およびオメガ6不飽和脂肪酸のほぼ完全な供給源です。コールドプレス製法のヘンプオイルは、ヘンプタッチのスキンケア製品すべてに使用されています。

 

ガンマリノレン酸(GLA)は人体が自ら生成できない必須脂肪酸です。ガンマリノレン脂肪酸を含むオイルは、乾燥してかゆみのある肌に対して優れており、すぐに吸収される特徴を持っています。ヘンプオイルは、この優れた必須脂肪酸が含まれる価値あるオイルの一つです。

 

このようにすべての酸が皮膚にとって有害なのではなく、単に人々が不自然で攻撃的だと誤解するような不運な名前を持っているに過ぎない、という結論を導き出すことができます。コスメ製品に含まれる酸には非常に明白な目標となる役割があり、健康的、清潔で若々しい肌の維持に重要なのです。